五月病の予防法・改善法|広島県廿日市市の宮内鍼灸整骨院

5月は年度初めの疲れが出て、心身の不調が出やすい時期です。

【五月病とは】

5月の連休後に、学校や会社に行きたくない、なんとなく体調が悪い、授業や仕事に集中できないなどの状態を総称して「五月病」と呼びます。初期症状としては、やる気が出ない、食欲が落ちる、眠れなくなるなどが挙げられます。これらの症状をきっかけとして、徐々に体調が悪くなり、欠席や欠勤が続くことがあります。

【五月病の原因】
五月病は、主にストレスが原因で起こります。進学や就職、転居などで新しい環境に変わる人が多い新年度は、特にストレスが溜まりやすい時期なのです。

【五月病の予防法】
鍼灸理論の基本となる東洋医学では日々の「養生」が大事とされています。それは病気になる前にからだのバランスを整え、健康を維持する、まさに「転ばぬ先の杖」なのです。

病気はすぐに現れなくても、次の季節になってから現れることが多いといわれています。

春の養生法を紹介しておきます。

春の養生法①「早寝早起き」

春の養生法②「ゆったりとした服装で、少し厚着を意識する」

春の養生法③「芽吹くものを食べる」

春の養生法④「人や自然にもおだやかに」

詳しくは、東洋医学で「春の養生」をお読みください。

 

【五月病の改善法】

五月病は病院などで使われる正式な病名ではありません。医学的には、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症といった病気などがあります。五月病の原因で一番多い病気は適応障害です。

今までの生活とは大きく異なる状況に心身がついて行かず、不調を訴える人が多いのですが、しっかり生活習慣を見直せば改善できます!

【食事】
食べものの中には自律神経を整える作用のあるものが存在します。たとえば玄米やキノコ類、海藻などの食物繊維を豊富に含む食材は、副交感神経が働くと言われています。さらに、すっぱいものや辛いものも効果的です。

【入浴】
副交感神経が優位に働くときは、心身がリラックスする状態にあります。入浴は睡眠に次いで副交感神経が働くタイミングですが、熱いお湯は交感神経が働いてしまうため、少しぬるめの38〜40度程度にするのが効果的。湯船のお湯の温度には注意しましょう。

【睡眠】
睡眠は最も副交感神経が働く大切な時間です。夜更かしや就寝前のスマホやテレビなどは、副交感神経が効果的に働きにくくなります。眠りも浅くなり、体の回復も不十分になることも。できるだけ早寝早起きを心がけ、就寝前はマッサージやストレッチで寝るための準備をするのがおすすめです。

【運動】
運動は筋肉を使うことで血行が良くなります。運動中は交感神経が働きますが、汗をかくことで体温調整などの自律神経の働きを高めることができるのです。また、内臓の働きが活発になるため、副交感神経が働きやすくなると言われています。
毎日のちょっとした心がけで、自律神経が原因になっている不調は解消できるかもしれません。

 

五月病に効果のあるツボ

【関元(かんげん)】

「関元(かんげん)」ツボのとり方
指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指が当たっているところが関元です。

「関元(かんげん)」ツボ押しの効果
いわゆる丹田(気力が集まるところ)といわれるところ。
下腹部をあたため、尿に関する症状、女性特有の症状に。情緒不安定、足腰が弱くなるなど加齢による諸症状に効果があります。

五月病は一過性の適応障害と言えます。

鍼灸治療を行うことで改善できますので、深刻化する前にご相談下さい。

当院健康だより「鍼灸が身体に良い理由」も合わせてお読みください。

 

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