膝痛、ひざの痛み

膝痛、ひざの痛みの原因

膝の痛みの原因は、症状や背景が人それぞれ異なります。

膝の関節が腫れてズキズキと痛むことや強い力が加わったために膝を動かす動きに制限がかかり、動かすと痛むことなどが挙げられます。動かさなくても痛みが続くこともあります。膝関節は複雑な構造をしているため、ダメージを受けた部位や骨の変形具合によって痛み方は千差万別です。

膝の痛みの主な原因として筆頭に挙げられるのは加齢で、スポーツや交通事故などによる靭帯や半月板の損傷も考えられます。また、免疫の異常で膝の関節に炎症がおき、痛みが出ることもあります。その他、暴飲暴食などによって体内の尿酸が増え、足の付け根や膝の関節に激痛が生じること(痛風発作)があります。

膝痛・膝の違和感は膝関節に原因が

膝の痛みや違和感の原因は多岐に渡ります。長期間、ふくらはぎやフトモモの筋肉を酷使するような仕事やスポーツを続け、あまりケアをせずに膝を酷使してきた人は、膝の動きや膝関節の安定性に関わる構造に問題が生じる場合があります。気付かないうちに膝へ影響がいくケースでは、普段の「姿勢」が関わることもあります。片方の足へ重心を移動させたまま立ち話をしたり、赤ちゃんの抱っこの際に腰へ乗せるような体勢をとったり、何げない姿勢の癖によって、慢性的に体重のかかる部位が偏り、膝に余計な負担をかけてしまうことがあります。

病気や生活習慣の中に潜む、膝痛、違和感の原因は以下の通りです。

変形性膝関節症などの関節軟骨がすり減る疾患

変形性膝関節症は、膝への衝撃を吸収するクッション材である関節軟骨がすり減って傷んでしまい、日常生活でも膝に痛みを感じるようになる、多くみられる膝関節の疾患の一つです。軟骨の代謝異常など体質の問題があると発症しやすいとも言われています。40代以降の女性に目立ちますが、スポーツで膝に負荷をかけてきた人にも見られ、年齢を問わず発症する可能性があります。
膝の関節は、太もも部分にある骨(大腿骨)と膝下部分の骨(脛骨)が繋がるように位置しますが、膝への衝撃吸収力の低下が続き悪化すると、関節の変形へもつながり、膝を支える筋肉の働きもさらに低下していく恐れがあります。

スポーツなどによる膝の酷使

膝の痛みを予防するためには、下半身の筋力強化は大切です。しかし、筋肉疲労を溜めたまま運動を継続した場合や、過度に体を動かし続けた場合などは、膝への負荷が増してしまい、膝痛のリスクが高まることもあります。競技によっては、特定の筋肉が反復して酷使され、膝への負荷がかかることがあります。試合前で練習頻度が多かったり、トレーニングの時間が長引いたりして疲労回復の時間が足りない、といったケースもあります。その疲労が解消されずに再び運動を始めると、膝を支える筋肉や靭帯への負荷が増し、関節軟骨の磨耗を早めることになりかねません。

イベント的なジョギング、自転車、山登り

期間が長くなくても、膝へ負担のかかる条件が揃えば、短時間のうちに膝に症状が表れることがあります。例えば、ジョギングやウォーキングを始めたばかりという人、久しぶりの山登りをしたという人などは、少ない運動回数・短時間でも膝に異常が出ることがあります。普段あまり使わない筋肉を酷使すると、膝を支える複数の筋肉の機能バランスが崩れて痛みを起こすのです。

O脚・X脚の影響

O脚では膝の内側へ、X脚では膝の外側へ負荷がかかりやすくなり、膝痛へ発展することがあります。先述した「変形性膝関節症」になってしまうと膝関節の変形が進み、O脚・X脚が目立ってくることも。ひどい場合は、膝が伸びにくくなるなどの支障も出てくるリスクもあります。この場合は関節軟骨のすり減りも進んでいるため、骨と骨の間はさらに狭くなっていきます。

日常生活での合わない靴の使用

サイズの合わない靴や、ハイヒールを無理して履き続けていると、足指の関節に徐々に負荷がかかり、外反母趾や土踏まずのアーチが下がる偏平足になることがあります。靴底のすり減りで、左右差が大きい場合、その靴を履き続けることで、足元の不安定性につながり、膝へ影響がいくこともあります。靴の中で足の指が靴に当たり、足指が痛い場合や、靴底のクッション性が悪く、足部痛を感じる場合、足の痛みをかばいながら歩くと、歩行時の体重分散にも影響を及ぼします。体重のかかる部位が変化すると、太ももやふくらはぎの筋肉が疲労し、膝への負荷が強まる恐れがあります。

足元が不安定な場所での歩行

砂利道など足元の不安定な状態の場所を歩いていると、不意に足を滑らせて転びそうになることがあると思います。この時に、膝の関節へ捻るような方向の負荷がかかると、膝を痛めてしまうことがあります。スポーツのトレーニングメニューや競技の中で、横に動いたり急に立ち止まったりするような動作でも、捻りの負荷がかかり痛めることがあります。また、あぐら姿勢や横座りをする時も要注意です。

肥満・体重増加

体重増加が原因で膝に負担がかかり、痛みが出た場合は、まずは体を支えるための筋力アップと姿勢バランスを安定させるケアをしましょう。肥満により運動が億劫になると、膝を支える筋力も衰え、膝にとっても良くない状態が続くことになりかねません。「体重が減ったら膝も良くなった」と聞いたことがあるかもしれませんが、無理なダイエット、急激な体重減は、他の不調を引き起こすリスクが高いので注意しましょう。

過去の怪我の影響

膝の怪我のみならず、足首の怪我から膝へ負担がかかるようになってしまうことがあります。過去にスポーツによる怪我や交通事故などで膝の靭帯を損傷したり、膝付近の骨折で関節軟骨が傷ついてしまった場合は、後々に変形性膝関節症になったりと、膝の不調を誘発しやすい状態になることがあります。怪我自体は治っていても、関節軟骨の修復は不十分で本来の機能まで回復しない場合もあり、膝関節が不安定になる要素が残るかもしれません。

膝痛の治療法は?

膝の痛みには様々な種類がありますが、膝は歩くだけでも負荷がかかりますし、階段の昇り降りや椅子から立ち上がる際には体重がのしかかり想像以上の負荷になります。酷使することが多い分、膝の痛みには様々な種類があります。

当院では、膝が痛い原因に合わせ、それぞれの状態に応じた治療を行っていきます。

膝の障害で厄介なのは、痛みのせいで日常の生活が著しく不自由になってしまうことです。膝の痛みは慢性化しやすいので、小さな痛みを感じたら早めに対処することが大切です。

膝痛でお困りの場合は、お早めに当院にご相談ください。

 

廿日市市の宮内鍼灸整骨院(はり灸・小児はり・整骨)|肩こり 腰痛・ぎっくり腰 肘・膝の痛み 神経痛 アレルギー改善 スポーツ外傷 睡眠障害 全身調整・・・他
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