長時間のデスクワーク・パソコン作業、スマホ等の使用で、肩こりを感じている人は多いですね。

肩や首がこっていると、頭への血液の流れも悪くなって、頭もぼんやりしてくることが多いようです。

慢性化したつらい肩こりには鍼を使った治療が効果的だといわれています。

それは、身体の表面からでは届かない深いところにできたコリにも、長い鍼を使えば直接刺激を与えることができるからです。

 

では、実際に鍼を打つことによって、身体のなかではどのような変化が起こるのでしょうか?

【鍼を打つと身体はどうなるの?】

鍼治療では、コリができている部分か症状に対応するツボに鍼を打ちます。

ツボに刺激を与えると、特定の箇所への血流が増えるなどの変化が起こります。

鍼治療を行ったときに身体で起こる変化は主に次の2つです。

・血流がよくなる
・自律神経の働きが正常化する

血流または自律神経の働きが回復することによって、緊張して硬くなっていた筋肉がほぐれたり、内臓の働きがよくなったりします。

肩こりの治療で鍼を受けるときには、かなり慢性化してからになるケースがほとんどです。

ですから、筋肉が硬くなった箇所だけでなく、身体の至る所にあるツボに鍼を打つことで対応します。

筋肉のコリに直接鍼を打つ場合には、その箇所に微細な傷が作られるため、その傷を修復するために血液が集中するようになり、血流が回復します。

ツボに鍼を打つ場合には、ツボに対応する箇所で血流が回復したり、乱れていた自律神経の働きが回復したりすることによってコリが解消されます。

 

【鍼が肩こりに効果的と言われる理由】

肩こりには直接的なものから間接的なものまでさまざまな原因があります。

いくつかの原因が複雑に絡んで起こるケースもあるので、単に肩周囲の筋肉をほぐすだけでは、一時的に肩こりが解消しても、またすぐにぶり返してしまいます。

その点鍼治療では、硬くなっている筋肉に直接鍼を打ちながら、並行して冷えに効くツボや精神的なリラックスを促すツボなどにも刺激を与えることが可能です。

複合的な治療を行えるため、原因が複雑に絡んでいる肩こりの治療にも効果を発揮できるのです。

また、マッサージなど身体の表面にだけ刺激を与える方法とは異なり、鍼は打つ深さを変えることによってコリに直接働きかけることができます。

深い部分にできてしまったコリにまでアプローチできるのが「鍼治療」なのです。

 

当院健康だより「鍼灸が身体に良い理由」も合わせてお読みください。

重度の肩こりは複数の原因が絡んで起こっている可能性もあり、さまざまな方向からアプローチする必要があります。

鍼による治療は、肌表面のごく浅い部分にも深い部分にも刺激を与えることができ、コリに直接働きかけながら、同時にコリを生み出す原因にも働きかけることができるため、肩こりの解消に効果的なのです。