新年度がスタートし何かと忙しいこの時期に多いのが、腰痛でお困りの患者さんです。

腰痛には「急性腰痛症」と「慢性腰痛症」と大まかに分けることが出来ます。

 

【急性腰痛症】

いわゆるぎっくり腰のことです。

ぎっくり腰は筋肉の引きつりが原因になっている場合が大多数で、日常的に疲労が溜まった腰の筋肉が、不意に伸ばされたり、捻られた事がきっかけとなり、痙攣を起こすように固まっている状態です。

鍼でその原因の筋肉を刺激し、筋肉の引きつりを改善すれば、早期に改善が見られます。

急性腰痛には椎間板ヘルニアの場合もありますが、その場合も、鍼灸治療は有効です。

【慢性腰痛症 】

仕事や日常生活で腰に負荷がかかっていると、慢性的な腰痛に悩まされることに。

また、以前に痛めた腰痛が何かの拍子で何回もぶり返している患者さんもおられます。

 

いずれも鍼灸治療で身体内部にアプローチし、筋肉をゆるめ、血流を良くすることで改善につなげます。

先日NHKで放送された「東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~」で、長年腰痛に悩んでいた芸人の土田晃之さんが鍼灸治療をうけていましたね。

番組でも紹介されていましたが、鍼の刺激が神経に伝わると、その傷を治そうと血管拡張物質が分泌され、血流が良くなります。

こうしてこわばった筋肉が柔らかくなり、痛みの軽減につながるのです。

【鍼灸治療の効果】

鍼灸治療は、私たちの身体に本来備わっている「自然治癒力」を引き出す治療法です。

 

針治療を行うことにより、身体にきわめて微細な「キズ」がつきます。

身体は組織の一部が損傷した場合、それを修復させるための反応が活発になります。

その際、一連の修復反応に関連して、周辺の血流が促進されます。

したがって、

ツボに針を刺す → 血行が良くなる → 悪い状態が改善される

という反応が身体の中で起こるのです。

 

当院健康だより、「鍼灸が身体に良い理由」 も合わせてお読みください。

 

腰は動作の要。こじらしてしまうと後が大変です。

腰に痛みがある場合は軽く考えず、早めの治療をお勧めします。