東洋医学で「秋の養生」|広島県廿日市市の宮内鍼灸整骨院

病気ではないけれど、日々の疲れやストレス、不安で何となく体調がすぐれない・・・。

そのような人は、不調や疲れを体内バランスの崩れととらえ、日常生活の心がけ「養生」で取り除く東洋医学に目を向けてはいかがでしょうか。

鍼灸理論の基本となる東洋医学では「養生」が大事とされます。

「優れた人は病気になってから治療をするのではなく、病気になる前に予防するのであり、国を治めることでも騒乱が起きてからでなく未然に防ぐことが大切である」という言葉もあります。

それは病気になる前にからだのバランスを整え、健康を維持する、まさに「転ばぬ先の杖」です。

秋。植物が熟し、気温は徐々に涼しくなります。

夏、高い気温で消耗した体力を回復させ、冬に向けて蓄える季節です。

秋は乾燥した空気で 肌や のども乾燥しやすく、潤いが必要となります。

 

秋の養生法①「乾燥から身を守る」

この時期は、体温や代謝のバランスが整い、心身も気候とともに安定してきます。

夏の間に消耗した気を補い、来る冬に備えて体力を養う、体を調整する季節ともいえるでしょう。

秋が深まるにつれ、涼しく乾燥した大気が優勢になります。

この乾燥は、皮膚や体内の潤いを奪います。

乾燥から受ける影響は、健康面だけでなく、美容面にも大きく影響します。

秋口に起こりやすいのが、のどや鼻の乾燥。秋が深まってくると、鼻水や咳といった症状をもたらしやすくなります。

この季節の養生法の一つは、乾燥から身を守ることが大切なのです。

 

秋の養生法②「少し薄着を意識する」

この時期は涼しくなってくるので、つい重ね着したくなります。

多少肌寒い程度なら薄着で過ごしましょう。

冬の厳しい寒さに備えて肌を引き締める時期です。

冬になる前から体に寒さを教えておくことで冬の寒さを乗り切る準備をしましょう。

少し寒いくらいの刺激は、大脳の働きを活発にして、皮膚の血流の量を増加させます。

ですがお年寄りや小さなお子様、体力のない人は体を冷やさないように注意が必要です。

急に気温が下がった時や雨の日なども、体を冷やさないよう衣服を調節しましょう。

 

秋の養生法④「実ったものを食べる」

秋に旬を迎える食材が、冬に向けてエネルギーを蓄えるために有効となります。

たとえば、活動エネルギーとなる【穀物、いも類、栗、くるみ】

少量でも栄養価の高い【銀杏、木の実類】

糖質と水分を多く含む【梨、柿、りんご、ぶどう】

脂の乗った魚介類は【さんま、さけ】

秋は収穫の季節。とれたての新鮮な食材には、大地のエネルギーがたっぷり含まれています。

米や雑穀、豆類、根菜、いも類、きのこ類などをしっかり食べて身体のエネルギーを補っていきましょう。

また、秋が深まり肌寒くなってきたら、八角、フェンネル、クローブ、シナモン、ショウガなど、身体を温めるスパイス類を料理に利用するのもよいでしょう。

当院健康だより「鍼灸が身体に良い理由」も合わせてお読みください。
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