睡眠障害(不眠症・過眠症)に鍼灸|広島県廿日市市の宮内鍼灸整骨院

健康の原点は「運動・栄養・睡眠」ですが、近年「睡眠障害」の患者さんが増加傾向にあり、統計では3人に1人が睡眠に問題を抱えていると言われています。

睡眠障害は大きく分けると以下の3つに分類されます。

①睡眠の質や量の問題
昼間の眠気が強い、寝つきが悪い、途中で何度も目が覚める、短時間睡眠など。
②睡眠の時間帯(位相)の問題
就寝時間、起床時間が、社会生活上支障があるほどずれる。交代勤務者なども含む。
③睡眠中の異常行動・異常運動
いびきや無呼吸、寝ぼけ、脚が動く、脚がムズムズするなど。

当院で診療している、主な睡眠障害について

①「不眠症」

②「過眠症」

「不眠症」の症状・原因について

代表的な症状

  • 入眠障害:寝つきが悪く、30分以上経っても眠れない。
  • 中途覚醒:途中で目が覚めて、その後なかなか眠れない。
  • 熟眠障害:ぐっすり眠った気がしない。
  • 早朝覚醒:朝早く目が覚めてしまう。

不眠症の原因

  • アルコール、カフェイン、薬物の取りすぎ
  • 心の病気(神経症、躁うつ病、精神分裂など
  • 神経の病気(痴ほう、脳血管障害など)
  • 環境(高所、騒音、寝苦しい暑さなど)によるもの
  • その他病気(がん、リウマチなど)の痛みによるもの

一番多い原因は「自律神経失調症」です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経は、昼間活発に活動するときに働く神経で、副交感神経は、夜寝ている時に内臓などを働かせる神経です。
この自律神経がバランス良く働くことで、体温や血圧などの調整が正常に行われ普通の生活が維持されています。

自律神経の働きをよくするのに鍼灸治療は有効です。

不眠症(睡眠障害)の鍼灸治療

軽い不眠症は完治することが多く、また長く不眠症の薬を飲んできた方も症状が改善されたり、薬を減量したりすることも可能です。
また病院の治療と鍼灸治療を組み合わせることにより相乗効果も認められます。
鍼灸の最も適応となるのは精神的なものによる不眠とストレスによる睡眠障害です。鍼灸治療は精神的な興奮や自律神経の乱れを鎮め、全身調節をおこない正常な身体のリズムを取り戻すようにします。

不眠症(睡眠障害)の初期の方や軽い症状の方は早めの鍼灸治療をお薦めします。

当院HP「不眠症に鍼灸」も合わせてお読みください。

不眠症に鍼灸

家庭でできる、不眠症を治すための自律神経の整え方

(1)規則正しい生活をする
できるだけ就寝時刻、起床時刻、食事の時間を一定にしましょう。生活のリズムが整い、自律神経のバランスも整ってきます。
寝室の環境を整える、夕食の時間を早める等の早めに寝る準備をすることも大切です。寝る前はTV・スマホなどの画面から光の刺激を浴びないようにしましょう。頭をつかうような仕事・勉強は避け、リラックスする等の熟睡できるような努力も必要です。

(2)適度な運動を行う
適度に体を動かすことにより、、快感ホルモンと言われるセロトニンやドーパミンが分泌され、ストレスの解消に役立ち、自律神経が整ってきます。
例えばストレッチやウォーキングを上手にに生活に組み込んでみましょう。

(3)ぬるめのお風呂に入る
体を温め、リラックスしましょう。血流も良くなり、自律神経が整ってきます。

(4)ストレスをため込まない
からだがストレス(ストレッサー)をうけると、自律神経が関与します。交感神経は一般に「攻撃」(活動する神経)であり、副交感神経は「休息」(リラックスの神経)です。ほとんどの臓器がこれらの二重支配を受けているため、ストレスが長期にわたると自律神経が影響をうけてバランスが崩れ、心と体に不具合を起こすこともあるのです。

例えば趣味を楽しんだり、気分転換をして、上手にストレスを発散させましょう。

 

 

「過眠症」の症状・原因について

過眠症とは、日中、強い眠気に襲われ、コントロールすることができず眠ってしまう病気です。

寝ても寝ても眠たい状態が続き、怠け者、不真面目などと思われ、精神的にもつらくなります。

過眠症は、世界では1,000人~2,000人に1人と言われていますが、日本では突出して多く、600人に1ということです。
夜間しっかりとした睡眠をとっているにもかかわらず、日中の眠気が続く場合は、治療が必要です。
過眠症は遺伝によるものが多いとされていますが、ストレスなどの環境要因、自律神経の乱れも過眠症の原因となる場合があります。
したがって、自律神経のバランスを整えることで、過眠症の症状が改善される可能性があります。

過眠症と自律神経との関係

過眠症は、遺伝やストレスなどの環境要因がかかわっていると言われています。強いストレスや好ましくない環境は、自律神経を乱す原因となります。
ストレスや不規則な生活、環境の変化で緊張状態が続くと、交感神経優位の状態が続き、さまざまな体の不調を招きます。このように自律神経が乱れて体調不良が起こることを自律神経失調症と言います。
自律神経の乱れは、睡眠にも影響を与えます。基本的に、眠るときには副交感神経が優位となるのですが、自律神経のバランスが崩れると交感神経と副交感神経の切り替わりがうまくいかなくなります。
夜、副交感神経ヘの切り替わりができないと、不眠など睡眠の質の低下につながります。日中、交感神経ヘの切り替わりができないと、起きにくかったり、急な眠気に襲われたりすることも考えられます。
オレキシンという脳内の神経伝達物質が不足すると、過眠症を引き起こすことがあると言われていますが、オレキシンは自律神経系ヘの関与も認められています。
過眠症が原因でうつ症状が出る場合と、うつ症状から過眠症を発症する場合があるとも言われています。うつ症状は自律神経失調症の一つでもあります。これらのことから、過眠症と自律神経には密接な関係があると思われます。

当院HP、「過眠症に鍼灸」も合わせてお読みください。

過眠症に鍼灸

睡眠障害(不眠症・過眠症)は自律神経との関連が深い病気です。当院の鍼灸治療では自律神経のバランスを整えることで、睡眠障害の症状を改善していきます。薬を使わないので副作用もほとんどありません。
睡眠障害に対する鍼灸治療の効果は、国内・国外を問わず多くの研究データがあり、その有効性が明らかになっています。
鍼灸治療は、自律神経の乱れを整え、睡眠時間の延長や睡眠の質の向上、日中の眠気の軽減など、さまざまな悩みに対して効果を発揮します。

ぜひ鍼灸治療をお試し下さい!

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