東洋医学で「夏の養生」|広島県廿日市市の宮内鍼灸整骨院

病気ではないけれど、日々の疲れや新型コロナウイルスの影響によるストレス、不安で何となく体調がすぐれない・・・。

そのような人は、不調や疲れを体内バランスの崩れととらえ、日常生活の心がけ「養生」で取り除く東洋医学に目を向けてはいかがでしょうか。

鍼灸理論の基本となる東洋医学では「養生」が大事とされます。

「優れた人は病気になってから治療をするのではなく、病気になる前に予防するのであり、国を治めることでも騒乱が起きてからでなく未然に防ぐことが大切である」という言葉もあります。

それは病気になる前にからだのバランスを整え、健康を維持する、まさに「転ばぬ先の杖」です。

 

夏の養生

1年で最も体力を消耗する時期。

日本では梅雨の時期が重なり、湿度の高い夏として特徴的です。暑さが長く続き、雨が多くなる季節。

 

夏の養生法①「早寝早起きと、1日1回の発汗」

日の出の早い夏。私たちの体内時計も朝早くから活動を開始しています。

夏は陽気が強くなるため、適度に陽気を発散させることが必要です。

適度に運動し、1日1回は汗をかくようにしましょう。

ただし、一番熱い時間は避けること、そして水分と塩分の補給を!

夏の養生法②「足を温める」

年間を通して足を冷やさないことは大切ですが、夏はサンダルなどで足を露出する機会が多くなるため、特に夏は注意が必要です。

クーラーの冷気なども足を冷やす原因に。

夏の冷えは秋冬に持ち越されやすく、冷え性・むくみ の原因にもなります。

入浴や足湯、睡眠時に靴下をはくなどの冷え対策をしましょう。

夏の養生法③「メンタルにも陽気を」

怒ったり、くよくよしたりする陰気な心を持たないことをこころがけましょう。

夏は陽気の盛んな季節ですから、身も心も浮き浮きと開放的である方がよいです。

常におおらかな気持ちを保ち、楽しく過ごしましょう。

夏の飲食物

立夏の頃は新茶を飲むのが良いとされています。新茶には生命力が多く宿っています。昔から「心」の臓を滋養するといわれ、精神安定や血圧の安定に効果があると言われています。

昼が一番長くなる夏至は陽が極まって陰に転ずるとき。その頃の食べ物は冬瓜(とうがん)です。

暑いからだを涼しくしてくれる食べ物です。

その他、赤い実の食べ物が良いと言われています。クコの実やトマトなども上手に取り入れてみてはどうでしょう!

甘いもの、脂っこいものの取りすぎは禁物です。

養生は、「次の季節に向けての健康の土台作り」

夏に健康管理をおろそかにすると、秋に様々な体調不調が出やすくなります。

夏の過ごし方が、秋の免疫力や自然治癒力に大きく影響するのです。

病気はすぐに現れなくても、次の季節になってから現れることが多いといわれています。

日々の養生を大事にしてくださいね。

当院健康だより「鍼灸が身体に良い理由」も合わせてお読みください。

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